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先日、文化村のシアターコクーンに行ってきました。
お値段にうーん、とうなりながら、ジュリエットビノシュと、現在習っているカタックを幼少期にはじめ、今は世界的な振付家・ダンサーであるアクラム・カーンのコラボの舞台へ。

アクラム・カーンの大ファンの友人の勧めと、先生の「無理でも行ったほうがいい」という最後の一言に、直前に当日チケットに走りました。
以前に見た勅使河原さんのような衝撃のあるコンテンポラリーを創造していたのですが、女優であるジュリエットビノシュ、ということもあり、お芝居に近い舞台でした。
テーマは「愛とは何か」。
今回は、男女の愛をいろんな形で演出していて、とても深い、シーンによっては葛藤・苦しみの場面もありましたが、男女のまったく違う愛の表現の異質さを最後のシーンで、一気に統合したかのような2人の踊りにふわーっとなり、急にじーんと身体が熱くなり、なんでこんな感覚なのかことばで表現できない、頭では理解できない、2人の空間に感動しました。

ちょっとリアルな男女の愛の表現は、あまり好きではないのですが、2人がカーテンコールに出てきたときには、ジーンと。

とにかく、ジュリエットビノシュの演技(?)とパワーには圧倒されました。
先生がおっっしゃっていたのですが、今回は、愛を表現して、女性の(これはジュリエットビノシュだったということと、この構成でのダンサーと女優の違いなども若干はあるのかもしれないのですが)愛の表現というのが、男性には及ばない大きな強いものがあるのだとも、私も実感しました。

アクラム・カーンさんは、今回初めて知ったのですが、とても素晴らしいダンサーであることもよくわかりました。
今回は、踊る要素より、「表現」ということのほうが全面にでていたので、是非、いつか、彼のコンテンポラリーダンスを見る機会があれば幸いと思いました。

ジュリエットビノシュ、やっぱりすごい!
by riedd | 2009-03-17 11:13 | culture